田舎への移住はなんでもかんでもいいことづくめというわけではありません。それでも子連れシングルマザーの私にとっては最良の選択だったと思います。
田舎の休日
この三連休は天気がよく「引きこもりDAYならず」でした。残念無念!(コラ)遠出はせずに近所を満喫。
地域のお祭りがあって子供が学校のお友達とワイワイ参加したり、 ご近所さんが持ってる栗の木の栗拾いに連れてってくれたり、別のご近所さんが子供だけ稲刈りに連れてってくれたり(私は使い物にならんから留守番)。
すぐ近くの水路でちっちゃいカニやエビを捕ったり放したり。そこらへんでカマキリとか蛙を捕まえたり放したり(私は使い物にならんから留守番)。
あ~田舎に移住してきて良かった~と思う瞬間がたびたび。だってだってだってですよ?
東京にいたころはわざわざ電車に乗ってわざわざお金を払って参加していたようなことがすぐ近所で無料でできる。しかもいつも私が付き添う必要もない。近所で子供は充分いろんな体験もできるし楽しめるわけです。
すぐ近所で栗拾い
ご近所さんの裏山にある栗の木の栗を拾いたい放題という楽園天国。「一人だと大変だから助かるわ~」とこちらのほうがありがたいのに感謝までされるという。
子供も私も目を輝かせて夢中で栗拾い。子供は純粋に楽しんでたけど、私は『無料で栗拾いさせてもらって無料で栗もらえるって!うは!』と不純な気持ちもチラホラ(というかそれオンリー)。いやはや贅沢にもほどがアルヨ。
これは私が拾った分。子供が拾った分はこれ以上。
稲刈りのお手伝い
田んぼ仕事は子供がお手伝いできることがあるときにご近所さんが声をかけてくれます。”体験させてくれる”とは違くて、販売するお米を育てるための”ガチ手伝い”。昼食用のおむすび持って5、6時間みっちりと。
遊び半分とか、疲れたし休憩~とか勝手な行動はナシ。そんなことをしたらもう二度とお声はかかりません。
その代わり頑張った分、手伝った報酬としてのお米をいただいてきたり。何もしてない私が子供よりも喜ぶというね。新米おいし~!
子供は元々田舎暮らしに向いていた
これは子供の性質というか興味のある分野がどういったものを多く占めるかで田舎暮らしが親子にどう影響を与えるか変わってくると思います。
うちの子供は農作業とか大好きでどんなに疲れてもそれを楽しいと思える人。いつか家の庭で自分で野菜を育てたいと去年の誕生日のプレゼントは”野菜・果物図鑑”をリクエストしてくるくらいの本気度の持ち主。チョイス渋・・
でもって虫や生き物が大の大の大好きで家の周りはそれこそパラダイスだと思える人。見つけた昆虫を図鑑で調べるのに喜びを感じるような熱中度の持ち主。もはやバイブル・・
東京にいたころからそういう人だったので、この子は田舎に移住しても大丈夫だな、と思えたのです。
かといって東京暮らしも子供は満喫してたんですけどね。でもその満喫の裏では私の頑張りも少なからずあったわけで。連れていくとか一緒に付き合うとか。
うちの場合は、田舎で子育てするほうが子供が求めているものが身近にあって色々頑張らずにすんで楽になったということですね。
子供1人でも危険じゃない
うちの集落内の道は住んでいる人しか使わないから住民じゃない車が通るだけで「誰だ?誰だ?」とものすごく目立つんですよね。ましてや住民以外の人が歩いてたりしたら超不自然。「どこから来た?」って即職務質問。
田んぼや畑仕事で集落の人が何人かは必ず周辺にいて、子供を見守ってくれてたり声をかけてくれたり。「さっきこんな虫持ってあそこにいたよ~」とか会うと報告してくれます。いつも見られてる、いや、見てくれてるってことですね。
そういうわけで、子供1人で集落内をウロついても極めて安全なのです。むしろ集落内であれば子供1人の方が集落の人から声をかけられたときに1対1で交流できるので私はいないほうがいいと思っています。
まとめ
”子供を育てる”という面においては、うちの場合は田舎への移住は間違いなく正解でした。それは今の集落であることや子供の年齢、私がシングルマザーであることなど色々な条件があっての上ですが。
じゃあ子供が巣立った後もここに住むのか?というとまた別なんですよね。それはまたの機会にお話しできたらと思います(という案件多すぎ問題)。