風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

40代で初めて車の免許をとりに教習所へ(8)卒業検定の結果

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私の次は男の子Aの検定でした。さほどの問題もなく終了した様子。次にこの教官が初めてであろう男の子Bの番です。

 

なんだか発進から危うい感じ。出だしのウインカーも忘れて発進。ものすごく緊張しているのが私にまで伝わってきます。そうだよね、緊張するよね。分かる分かる。私も車線を間違ったもの。

 

しばらく走行した交差点が赤信号で、男の子Bは右折のため車を停めました。まもなくして予期せぬ展開に。

 

教官の怒鳴り声 

教官「早く行きなさい!」(結構キツめの口調)

 

男の子B「えっ?」

 

教官「だから早く行けって!!」

 

男の子B「えっ?行くんですか?」

 

教官「さっさと行けっつってんだろ!!!!あぶねーんだよ!!!!」

 

男の子Bは焦りながら右折しました。私は窓の外を見ていたので事態がよく分からなかったのですが、2車線・対向車線・2車線での右折でトラックとかもごった返しているような交差点で、たぶん右折側の信号が青になっているのに気づかなかったか違う信号を見ていたか・・・

 

教官の突然の怒鳴り声に、若干リラックスしていた後部座席の私と男の子Aもカキーンと背筋をのばして固まりました。

 

怒鳴られた男の子Bはきっと頭の中真っ白ですよね。路駐の車にギリギリまで気づかず車線変更できずに停まってしまったり、いろんな場面で動揺が見てとれました。それでも教官にブレーキを踏まれることなく、頑張って運転していました。

 

合格発表

その後は所内で方向転換などの検定を終え、私たち3人は待合室へ。無言で結果を待つ3人。息苦しいけれど、話す気にもなれない。そして30分くらいたってからおじさん教官が結果を持ってやってきました。

 

ドキドキドキドキドキ。

 

卒業検定、合格してました!よかったー!

 

男の子Aも合格です。男の子Bは教官に「君は最後の最後までほんとに迷ったよ。本当にギリギリだからね。紙一重だからね。必ず身内の人に隣に乗ってもらうように」と何度も念を押されつつも合格していました。

 

教官の数だけ指導内容が違う。かも?

そして最後までこんなやりとりも。

 

教官「君は左折の安全確認も微妙だったし、方向転換のときも後方確認しなかったんだよね。君だけだよ、確認しなかったの。」

 

男の子A「いや、しましたよ」

 

教官「いや、してなかったって」

 

男の子A「いや、しましたって」

 

教官「だから、し、て、な、か、った、の!!!!!」

 

不服そうな表情を浮かべながら黙る男の子B。私はその時窓の外見てたからどうだったかは分からないけど、、、もしかしたら男の子Bにとってはちゃんとしたつもりで、その確認の仕方でそれまでの講習の教官はOK出してたのかも・・・

 

確認に対してあまりうるさく言わない教官とすごくうるさい教官がいたのは確かです。私はちょいちょいうるさい教官やこのおじさん教官にあたっていたので、不自然なほどおおげさに安全確認しないといけない、という認識でいたんです。

 

一度も指導を受けていない教官が検定員だと、やっぱりメンタル的にも技能的にもかなり不利になる気がします。鉄の心臓を持つ人なら大丈夫でしょうが、私だったらガチガチになってもっと失敗していたと思います。

 

とにもかくにも、これで4カ月間お世話になった教習所ともお別れです。念願通り全て一発パスの一発合格で、余分な出費をすることなく卒業することができました。

 

あとは残すところ、最後のステージの学科試験です。

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