風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

家を2軒持つ父に会った時の食費を割り勘にしてくれと言われる(2)

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私と子供のお惣菜値段のことをいつまでもしつこく言い続ける父。それでも最初は笑顔でダイニングに入っていった私。でも、この10分後に私の笑顔は消えます。

 

父、お金ないアピール

 私「ではでは、じーちゃんが買ってくれたおいしそうな夕食をいただきまーす!」

 

父「ほんとにね。僕の3倍だからね。」

 

私「そうですよね!感謝してます!ありがとうございます!」

 

父「僕はお昼だっていつも500円でおさまるようにしてるんだよ。」

 

ここからいかに500円でおさまるよう頑張ってるかエピソードが延々と続きます。私は黙って笑顔で聞きます。

 

父「だから、こんなふうに”たかられる”と困るんだよね。」

 

・・・。え?たか・・る?!私の笑顔、消えます。

 

父「勘違いしてもらったら困るからはっきり言うけど、僕はお金ないんだからね。今日買った蟹も(1万9千円で買ってどこかへ送っていました。自分のためか違うとこなのかは不明)実は毎回頼まれてるだけだし。そのあとに行った海鮮屋でも僕は一番安い定食にしたし。だからアテにしないでもらいたい。」

 

・・・。アテ・・にする?!私の顔、固まります。

 

今まで「ん?」と思うことがあっても、子供の前でも前じゃなくても父に反論したことはありませんでした。でも、今回は我慢できずに思わず言い返してしまいました。若干キレ気味に。



私「そこまで言うなら千円受け取ればよかったんじゃない?いらないっていったのはお父さんだよね?なのになんでいつまでもいつまでも言われないといけないの?!」

 

父「いや、ちょっとはっきり言っといたほうがいいと思って。僕は今から老人ホームの為の貯金もしないといけないからお金がないんだよ。実家の家を建て替えるのにお金は全部使ったから貯金もない。今やってる仕事もボランティアで、出張費も自分のお金でやってるからプラスじゃなくマイナスなんだよ。とにかくね、そういう状況だから、これ以上たかられても僕はお金ないからね。これからは割り勘にしてほしい。」

 

もう突っ込みどころ満載ですけど、いいよいいよもういいですよ。

 

私「分かりました。1500円でここまで言われるなら、私も自分で払った方がよっぽどいいです。今後は私と子供の分は全額自分で払いますから。それで文句ないでしょう?!」

  

父「うん、そうして。でも今のあなたの発言はちょっと問題あるよ。」

  

私「なにが?」

 

父「1500円でっていう発言は聞き捨てならないね。」

 

私「はあ?!」

 

なんですと?!なんだその揚げ足とりは。1500円がどれだけのものか困窮したこともある私が一番よくわかってますよ。

 

だめだもう。この人に何を言っても。だいたい「会った時の食費は出す」と言い出したのは父です。私からお願いしたことはありません。そのことを言いたかったけれど、もう無駄なやり取りはやめました。これ以上醜いやり取りを子供に見せるのも嫌です。

 

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私が住んでいる里山とは違って、きちんと整備された森に囲まれています。

 

この仕打ちは残念でなりません

私は今まで父に一円も援助してもらわずに頑張ってきました。どんなに大変だったときも全部自力で乗り越えてきました。

 

それが、年に3回ほど会う時の食費を出すと言われて甘えたら、「たかる」「アテにする」と言われてしまった。そういう風に私を見ていたのかと思うと、なんだか悲しいというか気が抜けてしまいました。

 

この人は私の今までの頑張りを何も認めていないし、見ようともしてなかったんだなぁと。いろんな思いに蓋をして、子供のために父に必死に歩みよろうとした自分って一体なんだったんだろうなぁと。

 

そしてなにより一番残念なことは、こんなお金の話を9歳の孫の前でしたことです。

 

もし仮に本当にほんっとーに(しつこい)お金がないとしたら、「最初は食費を出すっていったけど、お父さんもちょっときつくて割り勘にしてもらえないかな」と、子供のいないところで私に言えばよかったことです。私に不満があるなら私にだけ言えばいいことです。

 

そもそも明らかにお金がないだろう暮らしぶりだったら、「食費は出す」と言われても絶対出してもらうようなことはしませんでした。

 

この言い合いの最中、子供はどしていたかというと。

 

「もう、じーちゃんってばおっかしいこと言ってー!」

 

とずーっと笑い転げていました。異常に高いテンションで。

 

初めて見る私とじーちゃんの言い合いに焦り、その場をなんとかしようと気を遣っていたんだと思います。私も「その話はあとで」と切ればよかったのに、思わずのってしまって反省です。

 

子供の全うすぎる意見 

家に帰ったあとに、子供が言いました。

 

「じーちゃんさ、何回もお金がないって言ってたね。家がふたつもあるからお金なくなるんじゃない?ひとつにすればいいのにね。家から別荘までも遠いからじーちゃん行くのも大変だし。」

 

その通り。ほんとに。私もそう思ってる!子供でも分かる!しかも3回も家を建ててるんだもの!敷地も広すぎるんですもの!

 

父との言い合いの中で、「普通のおじいちゃんみたいにお金があればいいけど、僕はない」という発言も父はしていましたが、普通のおじいちゃんは家を2軒も持ってませんから。

 

納得できていない私 

今回のことは、おいでおいで~こっちにおいで~と言われて行ったら、落とし穴だったって言う感じです。

 

こんな思いをするなら、最初から変な期待をもたせないでほしかったです。そうすれば今まで通り、父のお金なんて私に関係のないことと思って過ごせていたのに。父が「お金がない」と言えば「あ~そ~なんだ~へ~」で流していたのに。

 

でも、あれだけ「お金ない!たかるな!」と1500円で言われてしまうと(根に持ってますよ)、「いやいや、あなたお金ありますよね?」と思ってしまいます。

 

そうなると、色々納得できないことがたくさんあるんです。

 

(話がどんどん広がってしまって収拾がつかなくなってきましたが、次回は父が建てた3軒の家にまつわる驚きの話をしたいと思います。)

aokamizu.hatenablog.com