風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

汚部屋と化す子供の部屋を私が片づけない理由

スポンサーリンク

子供の部屋が絶賛汚部屋化中です。平日は完全に放置しております。

 

汚部屋公開

f:id:aokamizu:20180318190502j:plain
f:id:aokamizu:20180318190453j:plain

外国人なら、「ジーザス!」とでも言うでしょうか。日本人の私でも言いたいくらいです。

この部屋は子供部屋ではないのですが、子供関係の物が大部分を占めるのでいつの間にか子供の部屋のようになってしまいました。写真の状態がこの部屋の通常仕様です。カラーだとリアルすぎるので、白黒で失礼します。   

 

汚部屋の中からひらめきは生まれる

私の子供の場合、汚部屋でこそ新しい発想や創作アイデアが生まれるようです。(んなわけあるか!と思う自分もいなくもないこともない)

 

色んなものに囲まれている状態で「あ!これをつなげてみよう!」「あ!これとこれをこうしよう!」となにやらゴソゴソとよく作っています。

 

理科の実験的なことをしていたり、漫画を描いたり、段ボールで紙芝居を作ったりしていたり。

 

出来上がったものは、作品として素晴らしいかは別として、子供の発想力は大人のそれを超えるというのだけは分かります。

 

それはこのぐちゃ~とした空間こそが、子供の想像力をかきたて、新しい発想につながっている、と信じようと思っている修行中の今日この頃。

 

転がってるえんぴつとか、ゴミにしか見えない袋とかは発想力に絶対関係ないよね、と思いますがそれでもいいんです。

 

綺麗な空間でそうであってくれればそれに越したことはないですが、私の子供はそうではないので仕方がありません。

 

東京でも散らかり放題

東京でも出しっぱなし、やりっぱなし、ゴミも放りっぱなし、のぱなし三昧でした。小さい頃から「元の場所に戻そうね」と遊んだ後は戻すことを習慣づけて、お片づけできる子になるはずだったのに、そうは育ちませんでした。

 

東京で暮らしていたアパートは狭い2Kで、1つは寝室、1つはリビングとして使っていて、子供の物はリビングに。

 

このリビングはもちろん私も使います。子供が散乱させたレゴやLAQを思いっきり踏んで何度ブチ切れしたことか。

 

一緒に住んでいて共有スペースはお互いが過ごしやすいようにしようと話をしました。一緒に元に戻すこともしました。

 

元に戻すのが面倒にならないよう収納にも工夫をしました。でも元に戻さない。

 

元に戻せば次使うときにすぐに見つかるから便利だよとアドバイスしました。でも毎回探す。

 

じゃあせめて遊び終わったら端っこにまとめておくよう言いました。でもまとめない。

 

何も言わなければいつか自分から片づけるかもしれないと放っておきました。でも散乱していること自体にいつまでも気づかない。

 

何度も大事な物が行方不明になって本人も何度も困っていました。でも困り続ける。

 

 押してもダメ、引いてもダメ。

 

夜のおひとり様タイムに私が元に戻すこともありました。でも翌日綺麗になった部屋を見ても気づきもしない。


www.aokamiz.com

「元に戻しておいたよ」と言ったら、「あ、ほんとだ。ありがとう!」とやっと気づく。そしてその夜にはまた散らかるのです。

 

この子は、片づけないんじゃなくて、片づけられないのかもしれない。

 

そう思ううちに、私も片づけなくなり子供にも何も言わなくなり夜のおひとり様タイムには散乱した子供の物をザーっとブルドーザーのようにどけて空いたスペースに座る毎日でした。

 

掃除機の日がお片づけの日

東京では平日はコロコロ、週末だけ掃除機が精一杯。「掃除機するから全部戻して~」と実質お片付けは1週間に1回でした。

 

移住してからのこの部屋の掃除も週末のみです。最初は私が毎日掃除機をかけていましたが、盛大に散らかってるのを毎日片づけてからの掃除機が面倒で、この部屋の掃除機は子供担当に。

 

掃除機をかける週末に床に散らかっているものは子供が自分で片づけることになるのですが、棚に押し込むだけなので片づけとは言い難い状況。

 

掃除機をかけない机の上もそのまま。広い机はよくないのかとも思いましたが、机がなければ全て床に散らばるだけなのです。

 

結局は、移住しても汚部屋の掃除は1週間に1回というスタイルは変わりませんでした。

 

子供は散らかしていない

子供にとっては散らかっているという認識はないようです。不思議と。信じがたいけど。理解できないけど。

 

自分にとってベストな状態で置いている認識なので、片づけるという行為につながらないのです。

 

そもそもここのスタート地点が私と違うので、「なぜ散らかしたままで気にならないのか」という私の疑問は永遠に解消されることはないというわけです。

 

子供にとっては、ごちゃごちゃした状態に囲まれているのが一番リラックスできる空間のようです。

 

私のテリトリーは侵略させない

開き直りですが、私の子供は何をどうやっても自ら片づけられないので仕方がないと思います。もうそういう人なんだと割り切っています。子供のテリトリーは見て見ぬふりです。

 

ただし、私のテリトリーを侵したときは即片づけてもらいます。それは、ダイニングテーブルの上や私が作業する部屋です。

 

一緒に暮らしている以上、相手への気遣いは必要です。自分はよくても、相手は散らかっていることで不快に思うということ、迷惑をこうむるということ、困るということもあると知っておくべきだと思っています。

 

私の子供は、自分の為に「元に戻す」「片づける」という意識が全くわかないので、そこを何度注意しても的外れになります。

 

けれど、一緒に暮らしている自分以外の人の為に「元に戻す」「片づける」だと、少しは意識が向くようです。

 

なので、私のテリトリーを侵したときは、「これ、私はすごい嫌だから片づけて」という言い方をします。そうするとすぐに片づけます。

 

まとめ

将来、子供がひとり暮らしをしたら、とにかく生ごみだけは捨てるよう、虫だけはわかないよう、彼女に愛想をつかされないようお願いしたいです。ただただそれだけです。

 

今から未来の彼女に謝りたい。ほんと、ごめんね、私も頑張ってみたけど無理だったの。あとはよろしく…。