風のある暮らし

東京から見知らぬ田舎へ。更年期の母ひとり、思春期の子ひとり(中学男子)の暮らし。

40代で初めて車の免許をとりに教習所へ(4)技能の自主練習

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技能の自主練習といえば、仮免取得前なら身内や友達の運転する車でシュミレーションするとか、仮免取得後なら実際運転してみるとかでしょうか。

 

それはきっと恵まれた環境の人たちの自主練習風景でしょう。私の自主練習はこんな感じでした。

  

車両感覚をつかむ自主練習

技能2回目以降もどうしても車両感覚をつかむことができなかった私。子供が寝静まった夜中に家のラグマットを車代わりにしてイメージトレーニングを始めました。

 

教本に載っている「車の大きさ」を参考に、ラグマットで車の底面を作るイメージで、メジャーで測りながら調整。車の底面ができたら、本をタイヤの代わりにメジャーで測りながら配置。運転席はクッションを置いて、平面車の出来上がり。

 

平面車に乗りこみ、エアアクセルとエアブレーキの位置の確認。右タイヤとほぼ同じ並びだから~ふむふむここらへんね。そうすると左のタイヤはあそこらへんになって、後ろは・・・こ、これ、すごい分かりやすい!

 

実際の車よりも視覚ではっきり車体のサイズをとらえることができるのでイメージしやすいのです。立体だと分かりづらいけど平面にすると分かりやすい。男脳と女脳の違いというものでしょうか。

 

最初は、ピアノがなくて紙の鍵盤を弾くような切ない気分で始めましたが、自分にぴったりの車両感覚の自主練習方法を見つけ、一筋の光が見えてきました。

 

その後、ことあるごとにこのイメージトレーニングを夜な夜な繰り返しました。真剣にラグの上でエアハンドル握ってエアアクセルを踏んでる自分に笑えてもきましたが、この自主練習は私にはかなり有効でした。

 

進路変更の安全確認の自主練習

なかなか身につかなかったのが、車線変更するときの1(ルームミラー)、2(サイドミラー),3(ミラーの死角)をサササッと確認する一連の動作。

 

えっと、どの順番だっけ?!と毎回考えてしまい、スムーズに安全確認できません。教官にも「必ず3方きっちり確認して!仮免試験で減点になるからね!」と何度も注意をうけるも、そんな迅速な首振り、体がついていかないのです。


頭で考えてちゃだめだ。条件反射のように首が動かないと。どうすればいい?どうすれば体が覚える?その答えはこうなりました。

 

安全確認の一連の動作を自転車に乗りながら練習する。え?どういうこと?会社の先輩にも聞かれました。こういうことです。

 

会社や教習所の自転車での行き帰りに、もうすぐ右折する左折するという前に、一連の動作で安全確認をしてから道路の端から端へ移動するという自主練習です。

 

はたから見たら安全どころか色んな意味で危ない人なので、迷惑にならないよう、車や人が通っていない場所でブンブン首を振って安全確認していました。

 

その甲斐あってか、次第に教習所でもきっちり3方確認してから進路変更できるように。頭で考えずに首が勝手に動いてくれるようになったのです。やはり継続は力なりですね。

 

Youtube は私の専属教官

いまだかつてこれほどまでにYoutubeを見たことがあっただろうか、というくらいお世話になりました。

 

特にS字やクランクは、教習所の教官の説明はさっぱり分からないわ教本だけだとイメージできないわで、このままだと絶対一発パスできないとYoutubeに助けを求めました。

 

運転席目線の画像と車両全体を上から撮っている画像、さらに分かりやすい解説付きで理解の遅い私でも何度も視聴しているうちに完全にイメージできるように。

 

おかげで無事に教習所でのS字もクランクもなんとかクリアすることができました。Youtubeの力ってすごいですね。

 

自主練習の大切さ

そんな自主練習を続けてきた結果、第一段階の技能は全て一発パスで、仮免も一発合格できました。やったー!会社の先輩には「落ちた人を見たことないから大丈夫」と言われていましたが、それでもものすごくうれしかったです。

 

あなたにとって技能習得とは?と聞かれたら間違いなくこう答えます。

 

自主練習なくして成果なし。

 

なにもしなくても、教習所だけで習得できる人はたくさんいると思います。でも私の場合は、イメージトレーニングして体にも叩き込んで、といったことを積極的にやったから仮免も一発合格できたんだと思います。

 

さて、仮免はあくまで仮免。いつまでも喜んではいられません。とうとう恐怖の路上教習が始まります。

 

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